弁理士に商標登録の手続きを依頼するメリットとデメリット

握手をする男性同士
特許庁に商標登録を行う場合に、自分で登録をするのか、弁理士に依頼して登録するのかということを決める必要があります。商標に関しては必ずしも弁理士に依頼するという必要は無く、自分たちでできるのであれば自分たちで出願することができます。ここで気になることは弁理士に依頼した時のメリットとデメリットではないでしょうか。今回はそのことについてきちんと解説いたします。

弁理士に依頼するための費用がかかる

優秀弁護士
自力で商標登録をするのであれば、特許庁に収める特許印紙代だけになります。特許印紙代については自力で出願したとしても、弁理士に依頼したとしても変わりません。弁理士に依頼する唯一のデメメリットに該当するのが依頼費用になります。自力で登録すれば依頼費用は当然掛かりませんので、弁理士に依頼するとしたらその分だけ余計にかかるということです。

以前は弁理士会によって報酬が決まっており、どんな手続きによって細かく決まっていましたが、平成13年の新弁理士法の施行により料金表が廃止され、今ではどこに依頼するのかによって報酬額が違ってくるということです。弁理士によって独自に手数料が設定できますので、それによる多寡もでてきます。

どの弁理士に依頼するのかを決める必要がある

商標登録に関して弁理士に依頼しようと思った時に、どの弁理士に依頼するのかということを決めることが求められます。自分たちがやってもらいたいニーズに対して、それに適切に応えることができるような弁理士を選ぶということが必要ですし、手数料に関して納得いくかどうかという観点も必要になります。

弁理士に依頼するのであれば、しっかりとどういうビジネスを行っていてどういう商標を取ろうとしているのか、他の知的財産権についてはどうするのかなどについてしっかりと話をしたほうがいいでしょう。話をしていてこの人となら信頼できるなあという風に思ったのであれば、引き続き依頼をしてみるといいかもしれないです。

商標登録をしてからも引き続き顧問弁理士としてビジネスの助けを得たいという場合であれば、やはり信頼感が大切になってきます。別の言い方をすれば、信頼感を得ることができないなあという風に感じたのであれば、手続きを中止してでも別の弁理士に相談をするということでも全然構いません。

商標登録に関する専門家として利用できる

天秤にかける弁護士
弁理士になぜ高いお金を払ってまで依頼するのかというと、私たちが知らない商標についての専門家だからというのがあります。いざ自力で商標を登録するとなると時間が相当かかります。その点で弁理士に依頼するとそこのところは経験によって拒絶される可能性は低く簡単に登録することができます。

商標をどのように利用するのかによっては海外で商標登録をするということが考えられますし、他の知的財産権との絡みも出てくるかことがあります。自分たちのビジネスの現状や今後の展望などを踏まえたうえで、弁理士という専門家のアドバイスが有効になります。どのような形で商標などを保護するのかということについて弁理士に相談しながらビジネスを進めていったほうがいいのは言うまでもありません。

商標をビジネスで活用するなら弁理士に依頼したほうがいい

弁理士の力を借りて商標登録をする場合には弁理士への手数料がどうしても必要になります。ただ、その手数料以上に商標などの専門家としてビジネスで活かすことができれば、それは有意義なことではないでしょうか。

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